今までは海外に販路を開拓するにあたって、現地の合同展に出るか、現地のショールームと契約して常設してもらう必要がありました。どちらも契約料やブランド側の諸経費も含めると、年間200万円以上の出費が必要です。逆説的ですが 進出 1年目からうまく行く事はなく、必然的に商品のテイストや価格のテストマーケティングが最初の目的となります。テストにしては 200万円は大きな出費です。これまで多くの日本ブランドが海外に進出してきましたが、結局このコストをカバーできず苦戦しています。また言語/文化/為替/関税などの壁は、小さな企業ではなかなか乗り越えられません。
インターネットの発達で情報は届けやすくなり、メールや skypeで コミュニケーションも昔に比べて格段に楽になりました。物流も高度に発達しており、早く安く商品を届ける事もできます。また勃興するアジア市場への物理的な近さも日本にとってアドバンテージです。従来の仕組み(言うなれば「パリの仕組み」)以外の方法にも可能性が出てきました。海外進出自体の障壁も相対的に低くなってきたと言えます。
引き続き合同展への出展は一番効果の高い営業方法です。しかし せっかく大きな費用をかけて出展した展示会。会期の3、4日間が終わった後の営業活動まで手が回らないことが多いようです。たとえば私たちが海外のバイヤー約100人にヒアリングしたところ、下記のような声をよく聞きました。
- 展示会で見たブランドに連絡を取ろうとしたが、Webサイトが見つからず連絡できなかった
- 欧米のブランドに比べ、ブランドや商品の情報が少ない
- Webサイトに英語の案内が無くて取引が不安 (英語と日本語が併記されると読む気がしない)
このような意見は日本国内のバイヤーにとってもほぼ同じ状況だといえます。出展費の1%だけでも 英語でのネット広報に費やすだけで、バイヤーからの問い合わせの守りを固められます。
世界のファッションブランドが今や中国に最重点を置いています。経済状況なども不透明な部分も多いですが、高感度なファッション市場が育ちつつあるのは事実です。
特に香港は 年間約1,700万人の外国人観光客が来訪し、その約6割が中国からの観光客であり、中国市場への依然として大きな影響力を持つ特別行政区です。消費者の感度も、日本のトレンドを取り入れたヤング市場や、ラグジュアリーなマダム向け市場など、年間20%程度成長している高付加価値・高価格帯の市場が存在し、ソウルや上海、シンガポールを圧倒しています。
ファッション情報についても、香港がハブとなり、中華圏や他の重点市場であるタイ・シンガポールといったASEANへと伝播していきます。また、外資に対する規制が少なく、関税もないため円高の今、進出拠点としては魅力的です。
- < パリでのショールーム >
< 香港・中国でのテスト販売〜直営店出店 >
< 雑誌と連動したタオバオ通販 >
など。
中国で80店舗を展開した弊社顧問のノウハウや、JETROのコーディネーターとしての豊富な経験から「世界市場を視野にいれたブランディング」をサポートします








